上海自考《日本文学选读》课程考试大纲!

编辑整理:上海自考网     发布时间:2024-07-24    阅读量:

日语专业(本科)

《日本文学选读》

自学考试大纲(暂行)


一、课程性质与设置目的

    《日本文学选读》是高等教育自学考试日语专业本科阶段的一门必考课程。本课程的设置目的是:巩固和深化基础阶段所学的日语知识和能力,进一步扩大日本文学方面的语言视野和文学基本知识修养,提高学生对日本文学的分析和鉴赏能力。因此,本课程要求学生通过接触日本文学作品的原作,扩大和丰富文学语汇,提高日本文学作品的阅读、理解、分析、鉴赏的综合能力,并掌握初步的日本文学史知识。

二、课程内容

(1) 本课程内容以教材《日本文学作品选读》为主,此教材是上海普通高校九·五重点教材,由周平主编,上海市教育委员会组编,上海外语教育出版社出版。本课程的参考教材以《日本近代文学史》(谭晶华选编) 上海外语教育出版社出版为主。

(2) 正如本教材前言所说,本教材内容比较丰富,使用时须根据不同对象采用“因材施教、因地制宜”的方针。据此,本课程指定本教材中现代篇和近代篇中十篇作为学习和考试范围,古典篇不列入考试范围。列入考试范围的现近篇篇名如下:

第1課 太郎

  第2課 鼓くらべ

  第3課 走れメロス

  第5課 鳥

  第6課 棒

(以上是近代篇)

  第9課 伊豆の踊子

  第10課 鼻

  第11課 こころ

  第14課 破戒

  第15課 舞姫

(以上是近代篇)

三、考核要点和要求

(1) 掌握日本近代文学史和现代文学史的基本知识,①了解教材中《日本文学概观》的近代文学史部分和现代文学史部分的基本内容(教材P6~P10) ②熟悉教材中作者介绍及作品鉴赏所涉及的文学史的内容。

(2) 掌握各篇作品的①正文、②语句注释、③作者介绍、④作品鉴赏。现分述如下。

① 正文

熟悉各课正文的内容,不仅要懂得正文的词音、词义,而且要掌握整篇的内容要点,结构安排,语言风格和文学特色等。

② 语句注释

语句注释是理解正文的重要途径,通过语句注释可以理解语句内在的文学含意,而且深化对语句注释以外部分的词语的理解。语句注释均为日语,这有助于提高日语理解能力和写作能力,为将来撰写读书报告及小论文都是非常有益的。

③ 作者介绍

作者介绍有助于加深学生对作者的了解,并进一步理解作品的内容。所以要求学生初步掌握作者介绍中的基本内容,对作者的创作经历与特点以及与本课作品的关系有一个概括性的理解,并了解作者在文学史上的地位及其关系。

④作品鉴赏

作品鉴赏是引导学生对作品进行思考、分析、鉴赏的重要途径,也是提高学生阅读、鉴赏、分析、研究日本文学作品的能力的重要环节,所以要求学生认真阅读作品鉴赏及课外文学资料,深刻理解作品的内容及创作特点,并了解作品在文学史上的地位及其关系。

四·题型

    以下仅举主要题型8种,仅作参考。各种题型有的单独出题,有的几种结合在一起融合在试题中。实际题型一般小于这个范围,但有时因需要会超出这些题型范围。部分题型的提问方式和具体内容请参阅样题。现举8种题型如下。

(1) 问答题

问答题指阅读课文中的节选短文后回答问题。问题涉及到课文中文学描写方法、修辞特点、词语含意、人物关系、主题思想等。有时试题会涉及文学史的问题。

(2) 词语注音题

词语注音是为了考核学生阅读原作的能力。词语注音除了一些难读词语语音之外,还包括与作品有关的人名、地名、作品名等。

(3) 词语解释题

词语解释除一些有修辞特色的词语及文学语汇的解释之外,还包括与文学史知识有关的人物名、作者名、地名、作品名等。要求使用日语。

(4) 填充题

填充题是为了考核学生对文学知识的记忆能力及对文学作品的理解能力,内容涉及文学作品的时间、地点、刊物、作者、文学史上的流派及思潮等等。

(5) 选择题

选择题是为了考核学生对文学作品及文学史理论知识的理解能力与判断能力。有单项选择、双项选择或多项选择。

(6) 分析题

分析题是为了考核学生对文学作品的分析能力和鉴赏能力。一般是对已经学过的一段作品内容进行分析,有时要求学生对一段未学过的作品内容或文学史现象进行分析或写感想等。要求使用日语。

(7) 写作题

写作题与分析题相近。写作题要求学生围绕已学过或未学过的一段作品内容进行中心思想、段落大意的归纳或对文学史现象的评论等等。要求使用日语。

(8) 论述题

论述题为了考核学生的文学史基础知识及语言表述能力,一般涉及对文学思潮、流派、作家及作品的阐述。

五·实施要求及说明

(1) 指定教材与参考教材

指定教材:《日本文学作品选读》周平主编 上海外语教育出版社2001年1月版

参考教材:《日本近代文学史》谭晶华编著 上海外语教育出版社

         《日本文学》刘利国编 北京大学出版社

         《日本现代文学选读》于荣胜编著 北京大学出版社

工具用书:《日本文学词典》吕元明主编  上海辞书出版社

(2) 关于难易程度及能力考核的说明

  ①试题的难易程度

    试题的难易程度分为:易·较易·较难和难四个等级。不同难度的分数比例为:易占20%,较易占30%,较难占30%,难占20%。

    以上四个难度等级的试题分布在不同的能力考核要求中。

②试题的能力考核要求

 识记占20%·领会占30%·简单应用占30%·综合应用占20%。

六·关于自学方法和社会助学

(1) 自学方法

学生要明确本课程的设置目的,自学重点放在围绕所学的日本文学作品,要熟记知识、融会理解、掌握语言、加深思考,从而提高自己的文学鉴赏能力和语言运用能力。

学生要熟悉每课作品的内容,掌握文学语汇的含意,了解作者的创作经历,认识作品鉴赏中所涉及到的作品特点及应该思考的问题。

为了扩大视野和提高自己的文学鉴赏能力,在可能的条件下学生尽可能多看一些参考书,以丰富自己的文学知识。

(2) 社会助学

对于自学考试来说,社会助学是一种重要的办学形式。为了对自学者切实有效地讲授知识与辅导,希望在办学中注意正确处理以下两种关系。

① 正确处理教与学的关系

社会助学单位和辅导人员应根据大纲规定的要求,熟悉指定教材中规定范围内的教学内容。讲解时要做到提纲挈领,融会贯通,注重提高学生的实际能力,而不要强求学生死记硬背。

学生通过实际接触文学作品的语言及文学知识,要努力提高自己的思考能力和运用能力,不要死记硬背或孤立地断章取义地理解作品的内容。

② 正确处理考与学的关系

学习文学课程的真正目的是掌握本课程要求的文学知识,提高自己的文学鉴赏和分析的能力,所以学生要全面系统学习本课程内容,将各部分的内容综合起来进行理解,而不要割裂开来,这样才能达到本课程所规定的学习要求。

七、关于命题考试的说明:

(1) 考试形式:笔试、闭卷。(稍材蝗脱?诺霹徊雇?)

(2) 考试时间:150分钟。

(3) 命题范围:

为了能客观反映自学者对日本文学的理解能力和表达能力,命题范围原则上采用教程内和教程外内容相结合的方法。教程外内容掌握在20%以下,其难易程度与教程内基本相同。

八、样题:

  (注:样题的题型、题量、难易程度仅作参考)

一、次の文は「伊豆の踊子」の一節であるが、よく読んで後の問に日本語で答えなさい。

 道がつづら折りになって、いよいよ①天城峠に近づいたと思うころ、雨あしが杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓からわたしを追って来た。

 わたしは二十歳、高等学校の制帽をかぶり、ⓐ紺がすりの着物に袴をはき、学生カバンを肩にかけていた。ひとり伊豆の旅に出てから四日めのことだった。修善寺温泉に一夜泊まり、湯ケ島温泉に二夜泊まり、そして朴歯の高下駄で天城を登って来たのだった。重なり合った山々や原生林や深い渓谷の秋に見ほれながらも、わたしは一つの期待に胸をときめかして道を急いでいるのだった。そのうちに大粒の雨がわたしを打ち始めた。折れ曲がった急な坂道を駆け登った。ようやく峠の北口の茶屋にたどりついてほっとすると同時に、わたしはその入り口でたちすくんでしまった。あまりに期待がみごとに的中したからである。そこで旅芸人の一行が休んでいたのだ。

 突っ立っているわたしを見た踊子がすぐに自分の座蒲団をはずして、裏返しにそばへ置いた。

 「ええ……。」とだけ言って、わたしはその上に腰をおろした。坂道を走った息切れと驚きとで、「ありがとう。」ということばがのどにひっかかって出なかったのだ。踊子と真近に向かい合ったので私はあわててⓑたもとからたばこを取り出した。踊り子がまた連れの女の前のたばこ盆を引き寄せてわたしに近くしてくれた。やっぱりわたしは黙っていた。

 踊り子は十七くらいに見えた。わたしはわからない古風の不思議な形に大きく髪を結っていた。それが卵形の凛々しい顔を非常に小さく見せながらも、美しく調和していた。髪を豊かに誇張して描いた、ⓒ稗史的な娘の絵姿のような感じだった。踊り子の連れは四十代の女がひとり、若い女がふたり、ほかに長岡温泉の宿屋のⓓ印半纏を着た二十五、六の男がいた。

 わたくしはそれまでにこの踊り子たちを二度見ているのだった。最初はわたしが湯ケ島へ来る途中、修善寺へ行く彼女たちと湯川橋の近くで出会った。その時は若い女が三人だったが、踊り子は太鼓をさげていた。わたしは振り返り振り返りながめて、旅情が自分の身についたと思った。それから、湯ケ島の二日めの夜、宿屋へ流して来た。踊り子が玄関の板敷で踊るのを、わたしは梯子段の中途に腰をおろして一心に見ていた。

 ――あの日が修善寺で今夜が湯ケ島なら、あすは天城を南に超えて湯ケ野温泉へ行くのだろう。天城七里の山道できっと追いつけるだろう。そう空想して道を急いで来たのだったが、雨宿りの茶屋でびったり落ち合ったものだから、わたしはどぎまぎしてしまったのだ。

 まもなく、茶店の婆さんがわたしを別の部屋へ案内してくれた。平常用はないらしく

②戸障子がなかった。下をのぞくと美しいたにが目の届かないほど深かった。わたしは肌に③粟粒をこしらえ、かちかちと歯を鳴らして身ぶるいした。茶をいれに来た婆さんに、寒いと言うと、

 Ⓐ「おや、旦那様、おぬれになってるじゃございませんか。こちらでしばらくおあたりなさいまし。さあ、お召し物をおかわかしなさいまし。」と、手を取るようにして、自分たちの居間へ誘ってくれた。

 その部屋は炉が切ってあって、障子をあけると強い火気が流れてきた。

 わたしの着物から④湯気が立って、頭が痛むほど火が強かった。婆さんは店に出て旅芸人の女と話していた。

 「そうかねえ。この前連れていた子がもうこんなになったのかい。いい娘になって、おまえさんも結構だよ。こんなにきれいになったのかねえ。女の子は早いもんだよ。」

 小一時間たつと、旅芸人たちが出で立つらしい物音が聞こえてきた。わたしも落ち着いている場合ではないのだが、胸騒ぎするばかりで立ち上がる勇気が出なかった。旅馴れたといっても女の足だから、十町や二十町おくれたって一走りに追いつけると思いながら、炉のそばでいらいらしていた。しかし踊り子たちがそばにいなくなると、かえってわたしの空想は解き放たれたようにいきいきと踊り始めた。彼らを送り出してきた婆さんにきいた。

 「あの芸人は今夜どこで泊まるんでしょう。」

Ⓑ「あんな者、どこで泊まるやらわかるものでございますか、旦那様、お客があればありしだい、どこにだって泊まるんでございますよ。今夜の宿のあてなんぞございますものか。」

(一) 文中の次の言葉の読み仮名を書きなさい。(緩籾㌢輝噐①廣咄籾)

① 天城峠――

② 戸障子――

③ 粟粒――

④ 湯気――

(二) 文中の次の言葉を簡単に説明しなさい。(緩籾㌢輝噐②簡囂盾瞥籾)

ⓐ紺がすり――

ⓑたもと――

ⓒ稗史的――

ⓓ印半纏――

(三) 主人公の「私」はなぜひとり伊豆の旅に出てきたのか簡単に説明しなさい。(緩籾㌢輝噐③諒基籾)

(四) 次は作者についての紹介文であるが、後の指示にしたがって、[ ]の中に適当な言葉を入れなさい。(緩籾㌢輝噐④野割籾)

川端康成。小説家。[①]市の生まれ。[②]国文科卒業。[③]歳で肉親全部を失い天涯の孤児として育つ。[④]十年第六次[⑤]を発刊、二号発表の[⑥]によって、作家的運命が開ける。十二年[⑦]創刊に参加、[⑧]などを発表、十三年大学卒業後、[⑨]らと「文芸時代」を創刊、「伊豆の踊子」などを発表し、[⑩]の代表作家の地位を確立した。

指示:①都市名[ ]②大学名[ ]③年齢[ ]④年号[ ]⑤雑誌名[ ]

   ⑥作品名[ ]⑦雑誌名[ ]⑧作品名[ ]⑨作家名[ ]⑩文学流派名[ ]

(五) 次の描写文から「伊豆の踊子」のものを五つ選び、その番号をABCDEのところに書きなさい。(緩籾㌢輝噐⑤僉夲籾)

① トンネルの出口から白塗りの柵に片側を縫われた峠道が稲妻のように流れていた。

② 日光を水に透き通り、森の影は明るい水底の砂の斜面に落ちていた。

③ 夕暮れからひどい雨になった。山山の姿が遠近を失って白く染まり、前の小川が見る見る黄色く濁って音を高めた。

④ 全く空に広がった雲は今や全く動かなくなり、細かい雪がちらちら絶えず降ったりせんだりした。

⑤ 海の上の朝日が山の腹をあたためていた。行くてに河畔の浜が明るく開けていた。

⑥ 黒雲が空をおおい、ぽつりぽつり雨が降りだし、やがて、車軸を流すような大雨となった。

⑦ 雨があがったあと、すばらしい速さで雲か切れ、実に涙ぐましい青色の秋の空が現れる。

⑧ 秋空が晴れ過ぎたためか、日に近い海は春のようにかすんでいた。

⑨ 日が暮れてから急に風が出たと見えて塔の風鐸の鳴る音が、うるさいほどに枕に通ってきた。

⑩ 海はいつのまに暮れたのかも知らずにいたが、綱代や熱海には灯があった。

A:    B:    C:    D:    E: 

(六)、文中傍線部A、Bの茶店の婆さんの言葉をよく考えて当時の学生と旅芸人の社会事情を簡潔に書きなさい。(緩籾㌢輝噐⑥蛍裂籾)

      ⓐ学生――

ⓑ旅芸人――

(七)、「伊豆の踊り子」の主題を簡潔に書きなさい。(緩籾㌢輝噐⑦亟恬籾)

 (八)、「伊豆の踊り子」の創作の特色を簡潔に書きなさい。(緩籾㌢輝噐⑧胎峰籾)

二、次のA群に関係あるものをB、C群から選んでその番号を解答欄に記入せよ。

 (A群)①志賀直哉  ②二葉亭四迷 ③尾崎紅葉 ④森鴎外  ⑤川端康成

 ⑥小林多喜二 ⑦芥川竜之介 ⑧島崎藤村 ⑨夏目漱石 ⑩谷崎潤一郎

 (B群)①雪国 ②春琴抄 ③舞姫 ④破戒 ⑤羅生門 ⑥浮雲 ⑦暗夜行路

     ⑧金色夜叉 ⑨蟹工船 ⑩坊ちゃん 

 (C群)①耽美主義 ②新感覚派 ③新現実主義 ④浪漫主義 ⑤余裕派 ⑥自然主義

     ⑦写実主義 ⑧プロレタリア文学 ⑨擬古典主義 ⑩白樺派

    解答欄:

A群

B群

C群

劔籾歌深基宛

(一)①天城峠(あまぎとうげ)

   ②湯気(ゆげ)

   ③戸障子(としょうじ)

   ④粟粒(あわつぶ)

(二)ⓐ紺がすり――紺色の地に白いかすりをつけた模様。

ⓑたもと――和服の袖付けから下の袋のようなところ

ⓒ稗史的――昔の小説や物語に出てくるような、という意。

ⓓ印半纏――背や襟に屋号などを染め抜いたはんてん。

(三)二十歳の「私」は自分の性質が孤児根性でゆがんでいるときびしい反省を重ね、その息苦しい憂うつに堪えきれないで伊豆の旅に出て来たのだった。

(四)①大阪 ②東京大学 ③十六歳 ④大正 ⑤新思潮 ⑥招魂祭一景 ⑦文芸春秋

   ⑧葬式名人 ⑨横光利一 ⑩新感覚派

(五)A:① B:③ C:⑤ D:⑧ E:⑩

(六)ⓐ学生――敬語の使用から学生が尊敬され、丁寧に待遇されるという当時の高い社会的的地位が分かる。

   ⓑ旅芸人――軽蔑を含んだ口調から旅芸人が卑しまれるという当時の低い社会的地位が分かる。

(七) この作品は主人公「私」が天城峠で一緒になった踊り子の一行と旅する間に、孤児根性で歪んだ心情が浄化される経緯を描き、青春の純潔と清冽な叙情を彫り上げている。

(八) この作品は大正十一年に書かれ「湯ケ島の思ひ出」の一部を改作したものである。踊子との邂逅は、大正七年川端が伊豆を旅した折の体験であった。しかし、作品に描かれた世界は自然も人物も生き生きと息ついているに拘らず、彼らの現実や生活面は故意に捨象されているのである。これは川端文学の対現実の位置を語っているが、生活からの脱落の苦痛に堪え、徒労に耐えて生きるそのアモラルな世界に川端文学の主人公達に許された美しい生存の場があったといえよう。

二、解答欄

A群

B群

C群

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